2026.01.09
年末年始を挟んだこの時期、「通所のリズムが崩れてしまった」「朝起きるのがつらい」「気持ちがなかなか切り替わらない」と感じている方は少なくありません。
これは決して珍しいことではなく、多くの利用者さんが毎年経験する自然な変化でもあります。
大切なのは、「崩れてしまったこと」そのものよりも、どうやって無理なく元のリズムに戻していくかという視点です。
年始は、生活リズムが大きく変化しやすい時期です。
起床・就寝時間が不規則になりやすい
食事の時間や内容が変わる
外出や人との関わりが一時的に増える、または減る
「今年は頑張らなければ」という気持ちのプレッシャー
こうした要素が重なることで、体のリズムと心のリズムがズレやすくなります。
その結果、「行かなければいけないと思うほど足が重くなる」という状態に陥ることもあります。
年始によく聞かれるのが、「休まず通わなければ」「一度休むと行けなくなりそう」という不安の声です。
しかし、私たちが大切にしているのは、完璧な通所ではなく、継続できる通所です。
一時的にリズムが崩れること自体は、決して失敗ではありません。
むしろ、そこから「どう立て直すか」を一緒に考えることが、就労に向けた大切な経験になります。
「以前は週5日来られていたから、すぐ戻さなきゃ」と思う必要はありません。
まずは、今できるペースを基準に考えることが大切です。
午前だけの通所
週2〜3日から再スタート
作業時間を短くする
こうした調整は、前向きな選択です。
「何となくしんどい」「理由は分からないけど行きづらい」
その感覚を、そのまま支援員に伝えても問題ありません。
言葉にすることで、支援の方法や関わり方を一緒に調整することができます。
我慢し続けるよりも、共有すること自体が安定への第一歩です。
年始は「できていないこと」に意識が向きがちです。
しかし、
今日は来所できた
少しだけ作業に取り組めた
昨日より早く起きられた
こうした小さな積み重ねが、確実にリズムを整えていきます。
私たちは、利用者さんに「頑張り続けること」だけを求めていません。
調子を崩したときに、また戻ってこれる場所であることが、B型事業所の重要な役割だと考えています。
リズムが整うまでの時間は人それぞれです。
焦らず、自分のペースを大切にしながら、一緒に進んでいきましょう。
新しい一年の始まりだからこそ、力を入れすぎてしまうこともあります。
ですが、通所は長く続けていくものです。
「少しずつ整えていく」
「困ったら相談できる」
その積み重ねが、安定した通所と次のステップにつながっていきます。
今年も、一人ひとりのペースを大切にしながら、支援を続けていきます。