2025.10.24
最近は、朝と昼の気温差がとても大きくなっていますね。
朝は冷たい風が吹いて寒いのに、お昼になると急にポカポカして暑くなる日もあります。
そんな「寒暖差(かんだんさ)」の大きい時期は、体がびっくりしてしまって、体調を崩す方が増えやすい季節です。
実際に、当事業所でも「なんだか体がだるい」「頭が痛い」「朝からやる気が出ない」という声をよく聞きます。
これは、気温の変化に体がついていけず、”自律神経(じりつしんけい)“が疲れてしまっていることが原因かもしれません。
自律神経は、体の温度を調整したり、心のバランスをとったりする大切なはたらきをしています。
寒暖差でこの神経が乱れると、体の中のリズムがくずれてしまうのです。
でも、少し気をつけるだけで、寒暖差に負けない体づくりができます。
今日は、そのためのちょっとしたコツをいくつか紹介します。

寒暖差がある日は、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
朝は上着を羽織って出かけ、昼に暑くなったら脱ぐなど、こまめに調整するのがポイントです。
特に首・手首・足首を冷やすと体が冷えやすくなるので、スカーフや靴下などで守ってあげると良いですよ。
冷たい飲み物ばかり飲んでいませんか?
冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、なるべく温かいお茶や白湯(さゆ)を飲むのがおすすめです。
お腹の中が温まると、気持ちもホッと落ち着きます。
お昼ごはんのときも、スープやみそ汁を一緒にとると良いですね。
寒暖差があると、自律神経が働きすぎて疲れてしまいます。
そのため、夜はしっかり眠って体を休めることが大切です。
寝る前にスマホをずっと見ていると、脳が覚めてしまって眠れなくなるので、寝る30分前はスマホをお休みしましょう。
お風呂に入って体を温めてから眠ると、ぐっすり眠れますよ。
体を動かすと、血の流れが良くなって体温調節がしやすくなります。
朝、家を出る前に肩を回す・深呼吸をする・ストレッチをするだけでも十分です。
無理をせず、自分のペースで体をほぐしてあげましょう。
体調がすぐれないときは、無理をせず休むことも大切です。
「少しだるいな」「頭が重いな」と感じたら、早めに職員さんに声をかけてください。
無理をしてしまうと、長引いてしまうこともあります。
自分の体をいちばん大切にして、ゆっくり整えていきましょう。
季節の変わり目は、誰でも体調を崩しやすいものです。
寒暖差に体が慣れるまで少し時間がかかることもありますが、
日々の生活の中で少しずつ気をつけることで、元気に過ごすことができます。
皆さんが毎日笑顔で通所できるように、職員一同サポートしていきます。
体調に不安があるときは、どうぞ遠慮せず相談してくださいね。
寒暖差に負けず、心も体もあたたかく、この季節を一緒に乗り越えていきましょう。