2025.09.12
先日、パソコン事務コース「チャレンジJOB 今池オフィス」にて、タイピングイベント を行いました。
メンバーさんは日頃からタイピング練習を行っていますが、多くの方が自己流で打っているため、
スピードが思うように伸びない
長時間続けると疲れてしまう
作業効率が上がらない
といった悩みを抱えていました。特にライティングの作業では、入力に時間がかかってしまい集中力が途切れることもあります。
そこで今回のイベントでは、「効率的で疲れにくい打ち方」を身につけることを目的に、ブラインドタッチ(タッチタイピング) をテーマに取り上げました。
ブラインドタッチは、手元を見ずにキーボードを打つスキルのことです。
このスキルを習得することで、以下のメリットがあります。
作業スピードが格段に向上する
入力ミスが減り、正確さが高まる
長時間の入力作業でも疲れにくい
画面と資料に集中できるため効率が良い
特に事務系の仕事や文章入力を伴う業務では、必須ともいえるスキルです。メンバーさんが将来的に就労を目指すうえで、必ず役立つと考え、スタッフが企画を練りました。
最初に取り組んだのは「ホームポジション」。
キーボードの中央にある FキーとJキーに人差し指を置く ことからスタートです。ここを基準にすることで、どのキーがどの指で担当するかが決まります。
しかし、自己流で慣れている方にとっては、指を決まった場所に置くだけでも一苦労。最初は違和感を覚えるメンバーさんが多くいらっしゃいました。
次に取り組んだのは、日本語入力の基本となる 母音キーの位置。
ローマ字入力では子音と母音を組み合わせるため、母音を押さえる指を正しく覚えることが重要です。
「あ」「い」「う」「え」「お」の5つの位置を丁寧に確認しながら、どの指で押すかを一人ひとり確認しました。
母音を覚えた後は、実際に単語を打つ練習へ。
手元を見ずに入力するのはやはり難しく、ついキーボードを見てしまったり、指がホームポジションから離れてしまうことも…。
「今までの打ち方の方が速い!」という声もありましたが、最初はゆっくりでも、正しい打ち方を続けることで必ず 速さと正確さ が身についていきます。
何かを見ながら文章を打つライティング作業では、手元を見ていては効率が大きく落ちてしまいます。だからこそ、今はスピードが遅くても ブラインドタッチを諦めないこと が大切です。
スタッフからも「最初は誰でもぎこちないもの。大事なのは正しい姿勢で練習を続けること」と声をかけながら、前向きに取り組んでいただきました。
今回のイベントは、ブラインドタッチを身につけるきっかけ作りです。
今後2週間は、日々の練習でスキルを磨いていき、最後には 成果発表の場として「タイピングコンテスト」 を開催します。
「どれだけ上達できるのか」
「自己流からどこまで変われるのか」
メンバーさんにとって挑戦と成長の機会になるはずです。スタッフ一同も、皆さんの進歩をとても楽しみにしています。
タイピングは地道な練習の積み重ねが必要ですが、一度身につければ一生の財産となるスキルです。
今回のイベントを通して、メンバーさんが効率的で正確な入力方法を習得し、自信を持って作業に取り組めるようになることを願っています。
次回のブログでは「タイピングコンテスト」の様子をお届けできればと思います。どうぞお楽しみに!