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将来のこと、一緒にゆっくり考えてみませんか？

こんにちは。
B型事業所に通っている皆さんの中には、「将来、自分はどうなっていくのかな？」と考えたことがある人もいれば、「まだよくわからないな」という人もいると思います。

実は、「将来のことを考える」ことに、正しい答えや決まった形はありません。
今の自分を大切にしながら、「こんなふうに生きていけたらいいな」と、自分のペースで考えていくことが大切なんです。

今日は、「将来のビジョン（＝未来のイメージ）」を考えるヒントを、4つのステップに分けてご紹介します。

① 今の自分を知ることから始めよう

まずは、「今の自分って、どんな人だろう？というところから考えてみましょう。

• どんなことが好きですか？

• どんな時に楽しいと感じますか？

• 苦手なことはありますか？

例：
・音楽を聴くのが好き
・人と話すと元気が出る
・細かい作業は苦手
・初めての場所は少し不安になる

紙に書いてみたり、事業所のスタッフさんに話してみたり、自分のことをゆっくり整理してみましょう。

② 「こんな自分になれたらいいな」を考えてみる

次は、未来の自分を自由に想像してみましょう。
できるかどうかは考えず、「こんなふうに暮らせたらいいな」「こんなことができたらうれしいな」という気持ちを大事にしてください。

 例：
・将来はパン屋さんで働いてみたい
・自分のお金で好きなものを買ってみたい
・一人暮らしをしてみたい
・毎日、笑顔で過ごしたい

頭の中で思うだけでも良いですし、言葉や絵で表してみるのも良い方法です。
「小さな夢」でも、「なんとなくいいな」でも、それは立派な“ビジョン”です。

③ 少しずつ、一歩ずつ始めてみよう

将来のビジョンが少し見えてきたら、そこへ向かうために今できる小さなことを探してみましょう。

一気に何かを変えなくても大丈夫。
小さなことから始めれば、それがいつか未来につながっていきます。

 例：
・パン屋で働いてみたい → 事業所でパン作り体験にチャレンジしてみる
・お金の使い方を覚えたい → 少しずつおこづかいの管理を練習してみる
・一人暮らしに興味がある → 料理や掃除を手伝ってみる

自分の「今できること」を見つけることが、前に進む第一歩になります。

④ ときどき振り返ってみよう

人の気持ちや考えは、少しずつ変わっていくものです。
だからこそ、ときどき立ち止まって「今の自分はどうかな？」と振り返ってみることも大切です。

 こんなふうに考えてみましょう：
・前に考えた夢は、今でもそう思う？
・今の生活で楽しいことは何？
・新しくやってみたいことはある？

もし「考えが変わった」と感じたら、それも成長の証（あかし）です。
何度でも、自分の将来を考え直していいんです。

💬 最後に：あなたの未来は、あなたが決めていい

将来のことを考えると、ちょっと不安になることもあるかもしれません。
でも、大丈夫。あなたのペースで、ゆっくり進めばいいのです。

そして、自分ひとりで考えるのがむずかしい時は、事業所のスタッフや信頼できる人と、一緒に話してみてください。
「話すこと」も、「未来をつくる第一歩」になります。

あなたの未来は、あなたのものです。
きっと、いろんな可能性が広がっています。
「こうなったらいいな」という気持ちを大切にして、少しずつ進んでいきましょう 。

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